109シネマズ新宿はなぜ高い?極上シートと音響の評判・元を取る裏技
109シネマズプレミアム新宿を語る上で欠かせないのが、世界最高峰の音楽家・映画音楽作曲家であった坂本龍一氏が監修を手がけた音響システム「SAION -SR EDITION-」です。全8シアターすべてにこの特注システムが導入されています。
坂本氏は設計にあたり、「音の輪郭を強調して大音量で鳴らす」という近年のシネコンにありがちな爆音トレンドに異を唱えました。同氏が求めたのは、「限りなく原音に忠実で、微細な空気の震えまで聴こえる曇りのないピュアな音」。映画制作者がスタジオのミキシングルームで意図した繊細な息遣い、衣擦れの音、背景の環境音、そして劇伴の美しさをそのまま再現することに全力が注がれました。
劇場内だけでなく、エントランスやラウンジで流れる館内BGM、さらには上映前のチャイム音に至るまで坂本氏が書き下ろしたオリジナル楽曲が使用されています。館内に一歩足を踏み入れた瞬間から映画が終わって外に出るまで、聴覚全体が研ぎ澄まされるような音響体験は、国内外の映画ファンや音響マニアを唸らせる最大の要因です。