1万ドルは今いくら?最新レートで損しない両替術を完全解説
1万ドルを日本円に換金せず、米ドル建ての預金口座に据え置く選択肢も有力です。米国の政策金利水準が高止まりしている環境下では、米ドル建て外貨定期預金の金利は年利4.0%〜5.0%前後という高水準を維持しています。
実際にネット銀行の米ドル定期預金(年利4.5%、税引前)に1万ドルを1年間預け入れた場合の受取利息を試算してみます。
- 1年間の利息(税引前):10,000ドル × 4.5% = 450ドル
- 日本国内の源泉徴収税(20.315%):450ドル × 20.315% ≒ 91.41ドル
- 手取り利息:450ドル − 91.41ドル = 358.59ドル
1ドル=150円で換算すると、年間で約53,788円の不労所得(手取り利息)が生まれる計算です。メガバンクの日本円普通預金金利と比較すれば極めて魅力的なインカムゲインと言えます。
ただし、注意すべきは「元本割れリスク」です。年間で約3.5%(手取り)の利息を得られたとしても、為替相場が1ドル=150円から1ドル=144円以下へと円高にシフトした場合、為替差損によって利息分の利益が完全に相殺されてしまいます。「利息の高さ」だけに目を奪われず、為替変動リスクを許容できる資金枠でのみ運用することが鉄則です。
【プロの結論】1万ドルの保有・両替に向いている人・慎重になるべき人の判断基準
金融リテラシーの観点から、1万ドルというまとまった外貨資産に対して今どのようなアクションを取るべきか、明確な適性判断基準を提示します。
【今すぐ日本円への換金(利益確定)を検討すべき人】
- 1ドル=100円〜130円台の円高期にドルを取得しており、すでに十分な為替差益が出ている人
- 直近1〜2年以内に日本国内での住宅購入、教育費、納税など日本円での確実な支出予定がある人
- 為替相場の急落(円高進行)による資産価値の目減りに夜も眠れないほどストレスを感じる人
【ドル建てのまま保有・運用を継続すべき人】
- 将来的に米国株・海外ETFの購入や、海外留学・長期滞在の計画がある人
- 日本の財政問題やインフレに対する防衛策として、資産の「通貨分散(ポートフォリオ防衛)」を重視する人
- 余剰資金であり、短期的な為替の上下に惑わされず数年〜10年単位で高金利の複利効果を享受できる人