【2026年最新】1万本のモミジが織りなす圧倒的奇跡。佐賀「環境 芸術の森」が世界中を熱狂させる理由
観光地としての圧倒的な美しさに目を奪われがちだが、この森のバックストーリーは極めて人間臭く、泥臭い。私財を投げ打ってこの壮大な空間を造り上げたのは、地元で造園業を営んでいた亀井周二氏だ。
「川を綺麗にするには、まず山を綺麗にしなければならない」。そんな信念のもと、1980年代から荒れ果てた山を購入し、モミジの苗木を一本一本手作業で植え始めた。当時は誰からも理解されない過酷な作業だったという。それでも彼はブレなかった。自然の回復には数十年かかることを百も承知で、土を耕し、雑木を払い、木々の配置を緻密に計算し続けた。私たちが今目にするのは、一人の人間が人生丸ごとを賭けて描いた巨大な生きたキャンバスなのだ。