【2026最新】タイ民族衣装の色の意味とは?失敗しないレンタル撮影徹底解説
タイの伝統衣装を総称して「チュット・タイ」と呼びますが、現在広く親しまれている女性用の公式スタイルは、1960年代にシリキット王太后(当時の王妃)が外遊を機に体系化させた「チュット・タイ・プララーチャニヨム(王室公認の伝統衣装)」と呼ばれる8つの様式が基本となっています。観光客向けレンタルや晴れ舞台で目にする衣装の多くは、この様式から派生したものです。
なかでもタイ伝統衣装チャクリーとタイ伝統衣装シワライは代表的な存在ですが、その構造と着用目的には大きな隔たりがあります。
「チャクリー(Chakkri)」は、片方の肩を露出し、長い帯状の布(サバイ)を胸元から背中へと流す優美なスタイルです。きらびやかな金糸・銀糸の刺繍が施された生地(パー・ヨック)を用い、タイの民族衣装として最も広く認知されています。動きやすく華やかであるため、観光地での写真撮影やカジュアルなパーティーでも絶大な人気を誇ります。
一方の「シワライ(Siwalai)」は、長袖のハイネックブラウスの上にサバイを斜めに掛け、足首まで覆うスカート(パシン)を合わせる重厚な仕立てが特徴です。露出を一切排した極めて格式の高い装いであり、王室の公式晩餐会や宮中儀礼、格式ある寺院での挙式などに用いられます。刺繍の密度も高く、着用時には相応の気品と重量感を伴うのが本質的な違いです。
タイ民族衣装女性用のバリエーションとしては、このほかに、サバイを用いず立ち襟と長袖で端正にまとめる「ボロムピマン」や、カジュアルな日常着にルーツを持つ「ルアンパントン」などが存在します。
対するタイ民族衣装男性用の代表格は、「スア・プララーチャターン(Sua Phraratchathan)」と呼ばれる立ち襟のジャケットスタイルです。1979年にプミポン前国王の提唱により制定されたこの正装は、ボタンを上まで留めるジャケットにスラックス、あるいは伝統的な巻きズボン「チョーンクラベン」を合わせます。腰にはカマーバンドのような布(パー・パート)を巻き、胸元に勲章やブローチを飾ることで、凛とした気品を演出します。