5月の色は新緑だけじゃない!伝統和色・誕生色と2026最新配色術
古来、日本人は季節の移ろいを植物や大気の変化になぞらえ、極めて繊細な色名を与えてきました。初夏を彩る5月伝統色和色の代表格を、デザインやWeb制作ですぐに活用できるカラーコードと共にご紹介します。
まず押さえておきたいのが、木々の生命力を宿したグリーン系です。生まれたてのみずみずしい葉を表す新緑若草色カラーコードは、視覚的な清涼感と温かみを併せ持ちます。
- 若草色(わかくさいろ):#A8C97F(RGB: 168, 201, 127)
春から初夏にかけて芽吹いたばかりの柔らかな草を思わせる、黄みを帯びた明るい緑色。 - 新緑色(しんりょくいろ):#54917F(RGB: 84, 145, 127)
初夏の陽光に照らされて深みを増しつつある、生命力に満ちた瑞々しい青緑。 - 苗色(なえいろ):#B0CA71(RGB: 176, 202, 113)
水田に植えられた稲の早苗のような、やや淡く明るい黄緑色。
一方、5月を語る上で欠かせないのが、水辺や庭園を艶やかに彩る紫系の花々です。とりわけ菖蒲色杜若色見本に見られる高貴な色合いは、邪気払いの儀礼や雅やかな装いに重用されてきました。
- 菖蒲色(あやめいろ / しょうぶいろ):#6B497B(RGB: 107, 73, 123)
端午の節句の菖蒲湯でも知られ、古くから魔除けの力があると信じられてきた深みのある赤紫。 - 杜若色(かきつばたいろ):#49549E(RGB: 73, 84, 158)
『伊勢物語』の「八橋」でも名高いカキツバタの花を模した、青みの強い鮮明な紫色。 - 藤黄(とうおう):#FFB900(RGB: 255, 185, 0)
初夏の強い日差しや、山野に咲く鮮やかな黄色い花を象徴する透明感のある黄金色。