鼻濁音とは?消滅危機の真相とアナウンサー直伝の出し方

鼻濁音とは?消滅危機の真相とアナウンサー直伝の出し方について分かりやすく解説いたします。最新の情報をご確認ください。

鼻濁音とは、「が行」の子音を発音する際、口から息を出すと同時に鼻腔(びくう)へ息を抜いて響かせる音を指します。文字の上では通常の「が・ぎ・ぐ・げ・ご」と同じ表記を用いますが、音声学的には明確に区別される別個の音です。

日本語音声学における分類を見ると、その差異は歴然としています。通常の「が行」は口蓋と舌の奥を一瞬密着させて息をせき止め、それを破裂させて出す有声軟口蓋破裂音(国際音声記号:[ɡ])です。一方の鼻濁音は、舌と軟口蓋を接触させたまま鼻へ息を通過させて発音する有声軟口蓋鼻音(国際音声記号:[ŋ])に分類されます。表記上、音声を専門的に扱う現場では濁点ではなく「か゚・き゚・く゚・け゚・こ゚」のように半濁点に似た記号を用いて区別することもあります。

通常の濁音がアタック感の強い鋭い響きを持つのに対し、鼻濁音は角が取れた柔らかくマイルドな響きになるのが最大の特徴です。この音響的性質が、聴き手に「上品」「耳ざわりが良い」という印象を与えてきました。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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