ビバップとは?スウィングとの決定的な3つの違いと誕生の真相を徹底解説
ビバップの真髄に触れるなら、創始者たちが残したオリジナルの熱狂的な音源を聴くのが最短ルートです。ジャズ史の金字塔として語り継がれる必聴の名盤を、編集部の厳選ランキング形式で紹介します。
第1位:チャーリー・パーカー『ナウズ・ザ・タイム』(Now's the Time / 1953年録音)
「バード」の愛称で知られるビバップの創造主、チャーリー・パーカーのカルテットによる決定盤。『Confirmation』や『Now's the Time』など、以後の全ジャズミュージシャンの教典となった名曲が網羅されています。驚異的な運指スピードと、ブルースの哀愁が高度な和声理論と完全に融合したパーカーの絶頂期を体感できます。
第2位:ディジー・ガレスピー『ザ・コンプリート・RCAビクター・レコーディングス』
頬を風船のように膨らませて上向きの変形トランペットを吹き鳴らす奇才、ディジー・ガレスピー。彼の代表曲である『A Night in Tunisia(チュニジアの夜)』『Salt Peanuts(ソルト・ピーナッツ)』『Groovin' High』などが収録されており、アフロ・キューバン・リズムとビバップを融合させた「ラテン・ジャズ」の萌芽も確認できる歴史的録音です。
第3位:ザ・クインテット『ジャズ・アット・マッセイ・ホール』(Jazz at Massey Hall / 1953年)
トロントのマッセイ・ホールで一夜限り開催された、ビバップの最高峰5人(チャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピー、バド・パウエル、チャールズ・ミンガス、マックス・ローチ)による伝説のオールスター・ライブ。当時の彼らは人間関係の軋轢を抱えていましたが、ステージ上で繰り広げられたインタープレイは火花を散らす凄まじいテンションを誇ります。
第4位:バド・パウエル『ジ・ジニアス・オブ・バド・パウエル』(The Genius of Bud Powell / 1950〜51年)
ビバップ・ピアノの奏法を確立した天才バド・パウエルのソロ&トリオ演奏。左手でコードを小気味よく突き刺し、右手でパーカー譲りの目にも留まらぬ単音フレーズを疾走させるスタイルは、モダンジャズ・ピアノの事実上の標準(スタンダード)となりました。