「ビールは水分補給にならない」説の真相!猛暑に潜む熱中症の罠
夏場に急増する搬送要請に対し、現場の医療従事者は強い危機感を抱いている。日本救急医学会に所属する救急専門医は、「酒席の場から直行で集中治療室へ運ばれる患者の多くが、深刻な脱水と高熱を併発している」と指摘する。アルコールによって体温調節中枢が麻痺しているため、猛暑の環境下でも熱をうまく体外へ逃がせなくなってしまうのだ。
消防庁が発表する最新の救急搬送統計でも、屋外での飲酒中や飲酒後の帰宅途中に倒れるケースが目立つ。予防医学を推進する医師らは、アルコールを摂取した状態での屋外移動や入浴、エアコンを切った室内での就寝は、熱中症リスクを爆発的に高める「死角」になると強く注意を喚起している。