Cbr試験とは?計算式や設計・修正・現場の違いと基準値を徹底解説
CBR(California Bearing Ratio:路床支持力比)試験は、1920年代後半に米国カリフォルニア州道路局で開発された試験手法です。日本ではJIS A 1211「土の室内CBR試験方法」として規格化されており、道路工学における地盤評価のデファクトスタンダードとして用いられています。
試験の根本的な目的は、車両荷重を直接受け止める「舗装構造各層(表層・基層・路盤)」を支える路床・路盤材料の支持力特性を定量化することにあります。舗装の破壊現象は、路床が荷重に耐えきれずにたわむことで発生するため、地盤の固さに応じた適切な舗装厚設計が構造設計上の最重要事項となります。
試験の基本原理はシンプルです。規定の締固めを行った土試料を入れたモールド(内径15cmの円筒容器)に、直径50mm(断面積19.6cm²)の円柱状ピストンを毎分1mmの一定速度で貫入させます。このとき、ピストンが2.5mmおよび5.0mm貫入した時点での貫入抵抗力を測定します。
標準材料として定められているカリフォルニア産砕石(クラッシャーラン)の基準荷重強さは以下の通り定義されています。
- 貫入量2.5mm時の標準荷重強さ: 6.9 MN/m²(約70 kgf/cm²、標準荷重約13.4 kN)
- 貫入量5.0mm時の標準荷重強さ: 10.3 MN/m²(約105 kgf/cm²、標準荷重約20.0 kN)
測定した試験土の荷重強さを標準値で割り、百分率(%)で表した数値がCBR値です。通常は2.5mm貫入時の値が採用されますが、5.0mm貫入時の値の方が大きくなった場合は再試験を行い、それでも同様の結果であれば5.0mm時の数値を採用します。