車のバッテリー交換時期、放置で突然死?プロが教える前兆サインと費用
車に詳しくない方が見落としがちなのが、物理的な「バッテリー液の減少」です。充電制御車用の開放型バッテリーでは、過充電や熱によって内部の水分が電気分解され、液面が徐々に低下します。
日常点検におけるバッテリー液減りの点検方法は、本体側面にある「UPPER LEVEL(上限)」と「LOWER LEVEL(下限)」のラインの間に液面があるかを目視で確認します。下限を下回った状態で使い続けると、露出した極板が劣化して発熱・破裂事故につながる危険があるため、精製水(バッテリー補充液)を規定ラインまで注ぎ足す必要があります。なお、近年主流のメンテナンスフリー(MF)バッテリーは密閉式のため液補充は不要で、天面のインジケーターの色で状態を判別します。
バッテリーの寿命を少しでも延ばすためには、以下のポイントを日頃から意識することが有効です。
- 週に1度は30分以上の連続走行を行う:近所への買い物(いわゆる「ちょい乗り」)ばかりだと、エンジン始動時の消費電力を充電で取り戻せず、慢性的な電力不足に陥ります。
- エンジン停止状態でエアコンや電装品を長時間使わない:オルタネーターが発電していない状態での大電力消費は、バッテリーへの深刻なダメージとなります。
- 端子周辺の白い粉(粉末状のサビ・腐食)を除去する:端子の接触不良は充放電効率を大きく低下させます。