赤ちゃんの夜中鼻づまり対策!即効ケアと受診目安を専門記者が徹底解説

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切迫した深夜の寝室では、ネットやSNS上に漂う真偽不明の民間療法にすがりたくなる心理が働きます。しかし、良かれと思って行ったケアが、かえって赤ちゃんの症状を悪化させるケースが医療現場から多数報告されています。

その筆頭が「母乳を点鼻すると免疫力で鼻づまりが治る」という古典的な民間療法です。母乳には抗体(IgA)や抗菌成分が含まれていることは医学的事実ですが、鼻粘膜は無菌状態を好むデリケートな組織です。糖分や脂肪分を豊富に含む母乳を鼻腔に注入すると、それが鼻腔内で滞留し、かえって雑菌の温床となって細菌性鼻副鼻腔炎を誘発するリスクがあります。小児科医の多くは、滅菌精製水で作られた医療用の生理食塩水スプレー(鼻洗浄用)以外の異物を点鼻することを厳しく戒めています。

また、「見えている鼻くそを取りたい」という一心で、大人用の硬い綿棒やピンセットを赤ちゃんの鼻の奥まで突っ込む行為も極めて危険です。乳児の鼻粘膜はティッシュペーパーよりも薄く脆弱です。暗がりや暴れる赤ちゃんの顔を押さえつけて器具を差し込むと、毛細血管を損傷して鼻出血を引き起こし、傷口から二次感染を起こす危険性があります。固形物が手前に見えている場合でも、細軸のベビー綿棒の先端に少量の白色ワセリンを塗布し、鼻の穴の入り口から数ミリの範囲で優しく回転させて絡め取るのが安全なリミットです。

さらに盲点となるのが「吸引器の吸いすぎ」です。1日に何度も、あるいは1回に30秒以上連続して強力な陰圧をかけ続けると、粘膜浮腫(むくみ)がさらに悪化し、結果として鼻腔をより狭めてしまいます。「吸引は左右それぞれ10秒以内」「1日に数回、寝る前や授乳前のタイミングに絞る」という引き算のケアが不可欠です。

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