人類進化の真相に驚愕!最新研究が暴く二足歩行の決定的な理由
人類進化における最大の転換点は「脳の巨大化」ではなく「直立二足歩行の獲得」であった。重い頭部を垂直に支え、自由になった両手で道具を扱う基盤を作ったこの歩行様式は、いかなる淘汰圧によって生み出されたのか。
長年信じられてきた「気候変動で乾燥化したサバンナ(草原)に出て、猛獣を見張るために立ち上がった」というサバンナ仮説は、エチオピアなどの発掘現場から化石と共に樹木の花粉や森林性動物の骨が相次いで出土したことで否定された。最初期の直立二足歩行は「開けた森林・疎林環境」で始まっていたのである。
古人類学者C・オーウェン・ラブジョイ博士らが提唱し有力視されているのが「食料運搬・一夫一婦(ペアボンディング)仮説」だ。四足歩行の霊長類は両手を使わずに大量の食料を持ち運ぶことが難しい。森林で効率よく食物を集め、遠くで待つメスや子どもへ運ぶために「両手が自由になる二足歩行」が進化したとされる。
また、人間は短距離走では四足獣に劣るものの、熱放散性に優れた発汗システムとアキレス腱の弾性を利用した「長距離持久走・持久歩行」において極めて高いエネルギー効率を誇る。直立二足歩行は、灼熱のアフリカで最小限のカロリー消費によって広範囲の食料を探索し、運搬するための決定的な生存戦略だった。