チュリトスとチュロスの決定的違いとは?商標の謎と食感を徹底比較
チュリトスのベースとなった「チュロス」の歴史を遡ると、数世紀に及ぶ食文化の旅路が見えてきます。定説とされているのは、スペインの山岳地帯に暮らしていた羊飼いたちが考案したというルーツです。
過酷な山中で長期にわたり羊の群れを追う羊飼いたちは、パン焼き窯を持参することができませんでした。そこで、小麦粉、水、塩を練り合わせたシンプルな生地を、野外の焚き火にかけた油鍋で揚げて代用パンを作ったのが始まりとされています。彼らが飼育していた「チュラ(Churra)」という羊の角の形が星形にねじれていたことから、「チュロ(Churro)」と呼ばれるようになったというのが最も有力な発祥説です。
その後、大航海時代を経てスペインから中南米へ伝播し、砂糖やシナモン、チョコレートを添えるスイーツへと進化を遂げました。20世紀後半にはアメリカ経由でテーマパークフードとしての地位を確立し、日本でも1990年代以降、レジャー空間の定番ワンハンドスナックとして広く定着するに至りました。