大人の手足口病はなぜ猛烈にかゆい?重症化の理由と夜の激痛対処法
大人が手足口病を発症した場合の一般的な経過は、以下の段階をたどります。
- 1〜2日目(初期): 38度前後の発熱、喉の強い痛み、全身の倦怠感。
- 3〜5日目(ピーク期): 解熱とともに手足、お尻、肘や膝に発疹が出現。猛烈なかゆみとピリピリ痛い激痛のピーク。口内炎で食事が困難に。
- 6〜10日目(回復期): 水疱が乾燥し、赤褐色のかさぶた状(色素沈着)へと変化。痛みやかゆみが徐々に鎮静化。
- 2〜3週間後(皮むけ期): 水疱があった部分の皮がボロボロと剥がれ落ち、新しい皮膚に再生。
皮疹が完全に消えるまでの期間はおよそ1〜2週間ですが、皮膚のターンオーバーにより跡が目立たなくなるまでには1ヶ月程度を要することもあります。
また、感染から1〜2ヶ月ほど経過した頃に「突然、手足の爪の根元が浮いて剥がれてきた」と驚く患者が多発します。これは爪甲脱落症(そうこうだつらくしょう)と呼ばれる現象です。発疹の強い炎症によって爪を作る根元の組織(爪母)の働きが一時的にストップしたことが原因で起こります。一時的に爪が剥がれても、下から新しい健康な爪が生えてきているため過度な心配は不要ですが、無理に引っ張らず保護テープ等で固定して自然脱落を待つのが鉄則です。