大倉陶園「ブルーローズ」の真相|8011と8211の違いと最新相場
ブルーローズを検討する際、多くの人が直面するのが「8011」と「8211」という2大シリーズの違いです。どちらも同じ岡染め技法で作られていますが、デザインコンセプトと誕生した年代が異なります。
【8011シリーズ(1952年誕生)の特徴】
戦後の1952年に発表された、ブルーローズの原点ともいえるクラシックデザインです。大胆に描かれた「一輪の大輪のバラ」が特徴で、うねるように伸びる蔓(つる)と豊かな葉が器のリムいっぱいにダイナミックに広がります。伝統的で重厚感があり、大倉陶園らしいクラシカルな風格を好むコレクターから絶大な支持を集めています。
【8211シリーズ(1982年誕生)の特徴】
8011の誕生から30年後の1982年、より現代の食卓に調和するようデザインされたモダンシリーズです。こちらは一輪ではなく「数輪のバラが優美に寄り添うブーケ(花束)」の構図になっており、余白を活かした軽やかで上品な佇まいを持ちます。カップの形状もすっきりとした現代的なシェイプが採用されており、普段使いや若い世代へのギフトとしても選ばれています。