大切な誕生日にアスキーアートを!最新コピペ活用とネット文化
テキスト情報だけで絵を表現するアスキーアートの起源を辿ると、コンピュータ史の最初期へと行き着く。1960年代、文字コードの共通化を目指して米国規格協会 (ANSI)が定めた規格こそがアスキーコードである。この規格化を牽引した主要人物の一人が、コンピュータエンジニアのボブ・ベマー(Bob Bemer)氏だ。彼らが築いた標準化の土台があったからこそ、世界中の端末で共通の記号集合が扱えるようになった。
ディスプレイのグラフィック表示能力が極めて限られていた初期のIT・情報通信産業において、技術者やオペレーターたちはプリンターの印字機能やグリーンモニター上の記号を組み合わせてグラフィックを描き始めた。制約の中から生まれた工夫は、やがて機能的なデータ表現を超え、ひとつの文化的表現スタイルとして花開くことになる。