ダイヤのA御幸一也の怪我の真相|成孔戦の悲劇と隠蔽の理由を徹底解明
迎えた秋季大会決勝戦、対戦相手は轟雷市や真田俊平を擁する強豪・薬師高校でした。御幸は激痛を麻痺させるようにテーピングを幾重にも巻き、スタメン出場を強行します。
しかし、試合が進むにつれて身体の異変は隠しきれなくなっていきました。二塁への送球が微妙に浮き、打席での鋭い腰の回転がわずかに鈍るなど、歴戦の好敵手である薬師バッテリーやベンチにも疑念を抱かせます。真田の厳しいインコース攻めに対しても、脇腹の痛みに耐えながら執念でバットを振り抜き、値千金の勝ち越しタイムリーを放つ姿は、スタンドの観客だけでなく対戦相手すら戦慄させました。
試合は沢村の気迫の好リリーフもあり、見事に青道高校が勝利を収めてセンバツ甲子園への出場権を獲得。歓喜の輪がマウンドに広がる中、整列を終えた直後、張り詰めていた緊張の糸が切れた御幸はその場に崩れ落ち、自力歩行が不可能な状態に陥りました。
そのまま救急車で直行した病院での診断結果は「脇腹の肋骨のヒビ」および周辺筋肉の重度の損傷。一歩間違えれば内臓損傷や選手生命の危機に関わる危険な状態でした。試合後、病室を訪れた片岡監督は、甲子園出場を讃えるよりも先に「なぜ話さなかった」「お前の代わりなどいない」と御幸を厳しく一喝。チームを背負う主将としての驕りと無謀さを猛省させることになったのです。