『地獄の黙示録』撮影現場の狂気!コッポラが賭けた映画史の金字塔
今注目を集めている 『地獄の黙示録』撮影現場の狂気!コッポラが賭けた映画史の金字塔について、多角的な視点をご紹介しています。
1976年、フィリピンのジャングルでスタートしたロケーション撮影は、開始直後から混沌を極めた。巨大台風が現地を直撃し、丹精込めて建造された豪華なセットは瞬く間に壊滅。撮影は大幅に中断し、資金は日々溶けるように消えていった。
さらに悲劇は重なる。過酷な環境と重圧のなかで、主演を務めたマーティン・シーンが突如心臓発作に見舞われ、瀕死の重態に陥ったのだ。監督のフランシス・フォード・コッポラ自身も精神的に追い詰められ、自殺を口にするほどの極限状態へ。従来の破綻したスケジュールのなかで作り上げられる一般的な戦争映画とは、現場の緊迫感の桁が違っていた。