「定義」の意味と概念の違いとは?ビジネス・論文で役立つ明確化のコツ
定義を実務で使いこなす上で欠かせないのが、「辞書的定義」と「文脈的定義」の使い分けです。
辞書的定義とは、広辞苑などの辞書に掲載されている一般的な共通理解としての定義です。社会通念上、誰もが納得する普遍的な説明である一方、個別具体的な状況においては範囲が広すぎて役に立たないケースが多々あります。
一方の文脈的定義は、特定のプロジェクトや議論の場において「この場ではこの意味に限定して話を進める」と関係者間で合意した局所的な取り決めです。例文を挙げると分かりやすいでしょう。
「本プロジェクトにおける『顧客』とは、過去6ヶ月以内に有料プランの決済履歴がある個人ユーザーと定義する」
辞書的には見込み客や無料ユーザーも顧客に含まれますが、施策の現場ではこのように文脈的定義を設定しなければ、KPIの設定や分析の精度が大きく狂ってしまいます。