ドラえもんのお風呂シーンはなぜ消えた?しずかちゃんの入浴規制と驚きの真相
描写が大きく変わる決定的な転換点となったのが、2020年末に大手署名サイトで行われた「ドラえもんの入浴覗きシーンの削除を求める署名活動」でした。子育て世代を中心とする発起人から「女子の入浴を覗く行為は単なるいたずらではなく性加害にあたる」「子ども向けアニメで覗きを面白おかしく扱うことで、現実の性犯罪を軽視する意識を植え付けかねない」という問題提起がなされ、数千人規模の賛同が集まりました。
この動きはテレビ朝日や制作会社のシンエイ動画にも大きな影響を与えたと見られています。日本の放送倫理を司るBPO(放送倫理・番組向上機構)への意見や、青少年向けコンテンツに対する社会的責任が以前にも増して厳しく問われる時代になりました。
また、海外進出とグローバル配信プラットフォームの普及も無視できない要素です。欧米諸国をはじめとする海外市場では、未成年キャラクターの裸体描写に対して極めて厳格な児童ポルノ防止法やゾーニング基準が敷かれています。世界的な配信事業を展開するにあたり、肌の露出が高いシーンは最初からカットされるか、放送コードをクリアできる映像に差し替える必要が生じていたのです。