多田屋佐原店は閉店した?24時間化の真相とトレカ買取の現在
なぜ、香取市佐原のカルチャーを支えてきた多田屋に「閉店」という憶測が流れたのでしょうか。調査を進めると、そこには全国規模で進むTSUTAYAチェーンのスクラップ&ビルドに対するユーザーの過剰な不安と、同店が実施した大規模な改装工事が複雑に絡み合っていました。
経済産業省の商業動態統計が示す通り、紙の出版不況と映像配信サービスの普及によって、全国の複合書店は過去5年間で30%以上減少しています。近隣自治体でも老舗書店のシャッターが下りる事例が相次いでおり、佐原周辺の住民の間でも「次は多田屋も危ないのではないか」という心理的動揺が常にくすぶっていました。さらに、システム刷新に伴う一時的な売場レイアウト変更や什器の搬入作業が目撃されたことで、SNS上で「ついに閉店準備に入った」という誤認情報が一気に拡散したのが真相です。
しかし、公式発表資料およびNICリテールズの公開情報が明かす現実は正反対でした。多田屋佐原店は撤退するどころか、持続可能な店舗運営を目指すフラッグシップとして選ばれ、日販グループが推進する無人書店ソリューション「ほんたす」を導入。従来の深夜営業縮小トレンドに逆行する形で、24時間いつでも本や文具にアクセスできる拠点として再定義されたのです。