エアコン暖房は何度がベスト?20度で寒い理由と劇的節電テクニック
住環境工学および健康管理の観点から導き出される結論は、「過度な我慢による設定温度の切り詰めは、医療費や生活の質という観点で最大の損失を生む」ということです。
築年数が経過した住宅や単板ガラス(シングルガラス)の部屋では、エアコンの設定温度をいくら上げても窓から熱が逃げ続ける「底抜けのバケツ」状態になります。こうした家庭でまず行うべきは、エアコンの酷使ではなく、窓に断熱シートを貼る、床まで届く遮光・断熱カーテンを隙間なく閉めるといった「外皮性能の補強」です。
風向きの下向き固定、サーキュレーターによる気流撹拌、加湿器による湿度50%の維持という3大要素をクリアできている家庭であれば、エアコン暖房設定温度は「20度〜21度」の自動運転で十分な快適性を得られます。一方で、足元がどうしても冷える場合は、エアコンの温度を無制限に上げるのではなく、電気毛布やホットカーペット、着る毛布などの「局所暖房」を組み合わせるのが、家計と健康を両立させる最もスマートな防衛策です。