反歌と長歌の違いとは?添える決定的な理由と万葉集の謎を解く
Q1:反歌と短歌の違いは何ですか?
A1:詩の形式(五・七・五・七・七の計31音)としては全く同じものです。ただし、独立して詠まれるものを一般に「短歌」と呼ぶのに対し、長歌の直後に添えられてその内容を要約・補足・強調する特定の役割を持った短歌を「反歌」と呼びます。
Q2:長歌には必ず反歌が添えられているのですか?何首添えても良いのですか?
A2:すべての長歌に反歌があるわけではなく、反歌を伴わない長歌も存在します。また、添えられる反歌の数に厳密な決まりはなく、1首だけのものもあれば、2首、あるいは柿本人麻呂や高橋虫麻呂の作品のように3首以上の反歌が連なるケースもあります。
Q3:なぜ平安時代になると長歌や反歌は作られなくなったのですか?
A3:平安時代に入ると、貴族社会の宮廷儀礼が漢詩文中心へとシフトしたことや、個人の微細な恋愛感情や季節の移ろいを詠むには31音の短歌形式が最も洗練されており好まれたためです。結果として、壮大に語る長歌とそれに付随する反歌の文化は急速に衰退していきました。