岡村隆史の休養理由と病名の真相|2010年長期離脱の裏側と現在
2010年7月、所属事務所の吉本興業から発表された「無期限休養」の一報は、列島を揺るがしました。ナインティナイン岡村隆史の休養理由は、単一の身体疾患ではなく、極度の過労と精神的プレッシャーが臨界点を突破したことによる深刻な心身の疲弊にありました。
当時の岡村は、『めちゃ×2イケてるッ!』『ぐるぐるナインティナイン』をはじめとする週6本以上のレギュラー番組を抱えながら、主演映画『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』の過密なプロモーション、さらには初の一人舞台『二人前』の準備に追われていました。完璧主義者として知られる彼は、ネタの考案から構成、舞台演出に至るまで一切の妥協を許さず、睡眠時間を削って没頭し続けていたのです。
後に本人が語ったところによれば、休養の直前には「頭の中がパッカーンと弾けたような感覚」に襲われ、思考が完全に制御不能に陥っていたといいます。何日も眠れず、食欲は失せ、極限状態の中で生じたのが「自分は一銭も持っていない。破産してしまう」という極端な貧困妄想でした。預金通帳には十分な蓄えがあるにもかかわらず、恐怖と焦燥感に支配され、相方の矢部に向かって「お金を貸してくれ」と懇願するほど、精神のバランスは完全に崩壊していました。
世間では当時、岡村隆史うつ病説の真相やパニック障害や過労の噂が飛び交いました。公式には詳細な病名は公表されませんでしたが、専門医の臨床的見地から見れば、重度のうつ状態、自律神経失調症、過労に伴う適応障害や急性ストレス反応が複合的に発症していたことは明白です。限界を超えて走り続けたトップスターの脳と心が、強制停止を告げた瞬間でした。