昔のアイアンマンは今と別物?初代マーク1の衝撃姿とMcu誕生秘話を徹底解説
近年の実写映画からアイアンマンを知ったファンの間では、SNSやネット掲示板で「昔のアイアンマン ダサい理由」がしばしば議論の的になります。メカニカルで精密な現代のスーツに慣れた目で見ると、昭和・レトロ期のアメコミ描写には思わずツッコミを入れたくなるような珍要素が多数存在していました。
代表的な要素の一つが、1970年代中盤に突如として追加された「マスクの鼻」です。当時の編集責任者であったスタン・リーが原稿を見て「このマスクには鼻を描くスペースがないのか?」と何気なく呟いた言葉を、作画担当者が「鼻を描け」という指示だと誤認。その結果、鉄仮面に立派な鼻が造形されるという珍事件が発生しました。読者から「間抜けに見える」と猛抗議が殺到し、わずか1年足らずでトニー自身が「鼻を削り落とす改造」を行う形で元のデザインに戻されました。
また、スーツの携帯方法と充電描写も現代の感覚からは大きなギャップがあります。当時のトニーは、極薄の特殊金属で作られたスーツを折りたたみ、一般的なアタッシュケース(ブリーフケース)に詰め込んで持ち歩いていました。戦闘中にエネルギーが切れると、敵から身を隠しながら壁のACコンセントにプラグを差し込んで充電するという、驚くほど所帯じみた光景が日常的に描かれていたのです。
1966年に放送された昔のアニメ版アイアンマン(『マーベル・スーパーヒーローズ』)も、今見ると独特のシュールさを放っています。原作コミックのコマをそのまま切り貼りして口や手足だけを動かす「リミテッド・アニメーション」の手法がとられており、紙芝居のような独特のテンポとレトロなテーマソングは、現在ではカルト的な人気を誇る愛すべきクラシックとなっています。