厚さ」の英語はThicknessだけじゃない!図面Tや肉厚の使い分け完全版

厚さ」の英語はThicknessだけじゃない!図面Tや肉厚の使い分け完全版に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。

では、現場では実際にどのような表現が交わされているのでしょうか。製造業の調達担当者への取材や、海外在住者の体験談からリアルな実態を検証します。

オンライン英会話のネイティブキャンプに寄せられた受講者の相談事例には、「海外のスーパーで売られているステーキ肉の圧倒的な厚みと大きさを英語で伝えたい」という切実な声がありました。この場合、名詞を使って「The meat had great thickness」と表現しても文法的には通じますが、現地のネイティブはまずそう言いません。「thick-cut meat(厚切り肉)」や「an incredibly thick steak」と形容詞で表現するのが通例です。ステーキの焼き加減やジューシーさを伴う「肉厚さ」を形容する場合、料理の世界では「meaty(身が厚い、肉付きが良い)」という語も自然に使われます。

一方、印刷・出版業界やパッケージ開発の現場では、まったく異なる単位系が飛び交います。紙の厚さを指定する際、英語で単に「thick paper」と伝えてもプロの現場では一切通用しません。欧米の印刷現場では、紙の厚みを重さで表す「gsm(grams per square meter:1平方メートルあたりのグラム数)」、あるいは厚みそのものを表す「pt(points:1ポイント=1/1000インチ)」や「caliper(マイクロメーターでの実測値)」で厳格に指定します。取材に応じたパッケージデザイナーの証言によると、「海外印刷所に『もっと厚み(thickness)を出して』と曖昧に伝えた結果、紙質ではなくコーティングの厚塗りで対応されかけた」という笑えない失敗談も実在します。

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