寿命はわずか2時間?お米の花が咲く奇跡の瞬間と受粉の真相を徹底解説
自然の神秘を感じさせるお米の開花ですが、地球温暖化に伴う気候変動は受粉の現場にも深刻な影響を及ぼしています。特に問題視されているのが、開花時間帯と重なる日中の異常な猛暑です。
イネの花粉は熱に弱く、開花時間帯に気温が35℃以上の猛暑日になると、花粉が死滅してうまく受粉できなくなる「高温不稔(ふねん)」のリスクが高まります。受粉に失敗した籾は中身が入らない「からっぽの籾(しいな)」となり、収穫量の激減に直結します。全国の米どころでは、高温に強い新品種の開発や、田んぼの水を深めにして地温の上昇を抑える「深水管理」など、過酷な夏からお米の花を守るための対策が進められています。