イーストフード危険説の真相とは?食品添加物の役割と不使用表示の裏側
安全性を議論する上で欠かせないのが、公的な規制枠組みだ。厚生労働省は、食品衛生法に基づきイーストフードとして使用可能な16種類の化合物(リン酸塩、硫酸アンモニウム、炭酸カルシウムなど)を厳格に指定している。いずれの成分も、人体への毒性試験や長年の安全審査をクリアしたものばかりだ。
また、表示のコントロールを担う消費者庁のガイドラインに従い、事業者はこれらの物質を使用した際、個別の物質名を羅列する代わりに「イーストフード」という一括名で表示することが認められている。ただし、この一括表示という制度そのものが、消費者に対して「中で何が使われているかわからない」という不安や不信感を与える要因になってきたことも否めない事実である。