バファリンの半分はやさしさの正体は?胃を守る成分の真相を徹底解明
長年親しまれてきた知名度の高さゆえに、インターネット上ではいくつかの誤解が根強く残っています。
最大の誤解は、「半分がやさしさということは、鎮痛成分の量が他社製品に比べて半分しか入っていない手抜き薬なのではないか」という言説です。しかし、錠剤の重量や配合規格を確認すれば、これが完全なデマであることが即座に分かります。
バファリンAの成人1回量(2錠)に含まれるアセチルサリチル酸は660mg(1錠中330mg)であり、これは一般用医薬品として認められているアスピリンの標準的かつ十分な有効量です。ダイバッファーHT(200mg)は、主成分を削って入れたのではなく、「十分な有効成分の薬効を損なわずに胃を守るため」に設計された追加処方です。決して効き目を薄めてごまかしているわけではありません。
また、「胃に優しい成分が入っているから、完全に空腹の状態で何錠も飲んでよい」という誤解も危険です。ダイバッファーHTや乾燥水酸化アルミニウムゲルは胃への負担を大幅に軽減しますが、胃酸の分泌や胃粘膜の状態には個人差があります。なるべく空腹時を避け、多めの水またはぬるま湯で服用するという医薬品の基本原則を守ることが不可欠です。