コンサートとは?ライブとの決定的な違い&初心者が知るべきマナー完全版
広辞苑やコトバンクなどの学術的辞書において、コンサートは「演奏会」「音楽会」と定義されます。音楽の生演奏を聴衆に届ける催し全般を指し、その起源は16世紀から17世紀のヨーロッパにまで遡ります。
コンサートの語源と意味を探ると、ラテン語の「concertare(競い合う、論争する)」およびイタリア語の「concerto(協奏曲、調和)」に由来します。複数の演奏家がそれぞれの楽器の個性を競い合わせながら、最終的にひとつの壮大なハーモニーへと昇華させる——この「対話と協調」のプロセスこそが、コンサートという言葉の根底にあるコア概念です。
歴史的には、王侯貴族の宮廷や教会で演奏されていた音楽が、18世紀後半の市民社会の台頭とともに公開演奏会として一般市民に開かれたことが近代コンサートの幕開けとなりました。1956年に振付家ジェローム・ロビンズが発表したショパン音楽によるバレエ小品『The Concert』のように、芸術作品の象徴的なタイトルとしても広く定着しています。
音楽コンサートの種類は多岐にわたり、フルオーケストラによる交響曲演奏会から、室内楽、オペラ、ジャズ、さらにはポップスや劇伴音楽のフィルムコンサートまで、生演奏を主体としたあらゆる形態を包含しています。