フィギュアスケートがエロいと言われる3つの理由!衣装規定とカメラの真相
「選手たちは目立つために露出を過激にしているのではないか」という憶測は、競技の公式ルールを照らし合わせれば完全な誤解であることが分かります。フィギュアスケートの衣装は、国際スケート連盟(ISU)が策定するISUコスチュームルール(特別規則第501条など)によって細部に至るまで厳格に統制されています。
歴史の転換点となったのは、1988年カルガリー冬季五輪でした。東ドイツの伝説的スケーターであるカタリーナ・ビットが着用した、背中を大きく露出し腰回りに羽毛(フェザー)をあしらったレオタード風の衣装が物議を醸しました。この騒動を契機に、ISUは「女子シングル選手はヒップおよび骨盤部全体を覆うスカートを着用しなければならない」という通称「カタリーナ・ルール」を制定した経緯があります(※なお、2004年以降はルールが緩和され、女子のパンツスタイルやジャンプスーツの着用も正式に認められています)。
現行の国際規程において、衣装に関する主要な禁止事項は以下の通り厳格に定められています。
規定には「衣装は上品かつ品位のあるものでなければならず、過度な露出感を与えるデザインや、裸体を連想させる視覚効果は避けなければならない」と明確に記載されています。もし審判団(ジャッジパネル)およびテクニカルパネルが「衣装が不適切である」または「過度な露出である」と判断した場合、フィギュアスケート衣装減点として「-1.0点」のペナルティが科されます。0.01点の差でメダルの色が分かれるトップコンペティションにおいて、1点の減点は致命傷を意味するため、選手や陣営が意図的に過激な露出を狙うインセンティブは毛頭存在しません。