和菓子屋直伝!さつまいも餡の作り方と裏ごし不要の黄金比レシピ
さつまいも餡の味やテクスチャーは、使用する芋の品種選びで8割が決まるといっても過言ではありません。伝統的な鳴門金時や紅あずまはホクホクとした繊維質が特徴で栗きんとんなどに適していますが、洋菓子店や気鋭のカフェに並ぶスフレのような滑らかさを目指すなら、水分保有量が高く滑らかな肉質を誇るシルクスイートで作る濃厚さつまいも餡が圧倒的に有利です。
シルクスイートは加熱するとスプーンですくえるほどシルキーな肉質に変化するため、裏ごし作業の負荷を物理的にも最小限に留めてくれます。ここで守るべきなのが、素材のポテンシャルを最大化する「さつまいも餡の黄金比レシピ」です。
餡作りにおけるさつまいも餡砂糖の適正割合は、下処理後のさつまいも正味重量に対して15〜20%が最もバランスに優れます。市販の和菓子用生餡は糖度50%を超えるものも珍しくありませんが、焼き芋自体の糖度が高いシルクスイートの場合、砂糖を15%前後に抑えることで、人工的でない深い甘みと適正な保水性が保たれます。