梨香台ゴルフガーデンが閉鎖した真相と跡地の今を独自調査
千葉県松戸市南部に位置する梨香台ゴルフガーデンは、昭和から平成、令和の初期にかけて地域密着型の練習場として確固たる地位を築いていました。開放感のあるレンジとアプローチ練習スペースを備え、近隣の松戸市・市川市のプレイヤーにとって日常のルーティンに組み込まれる拠点でした。
同施設が営業終了を決断した背景には、複数の複合的要因が絡み合っています。関係者の証言や業界動向を分析すると、最大の要因は「打席・ネット設備の老朽化と大規模改修コストの壁」でした。ゴルフ練習場は定期的な防球ネットの張り替えや鉄塔の補修が必要であり、これらには数千万円から億単位の修繕費が投じられます。
さらに、2019年の記録的な房総半島台風(台風15号)以降、千葉県内のゴルフ練習場では強風による鉄塔倒壊リスクへの対策基準が大幅に厳格化されました。耐震・耐風診断に基づく大規模補強工事を迫られる中、経営陣の高齢化や事業承継問題が重なり、多額の追加投資を行わずに幕を閉じる経営判断が下されたとみられます。