日本人女性の平均スリーサイズ、年代別の実態と黄金比の真相とは?
スリーサイズのなかでも最も誤解と見栄が交錯するのがバストサイズです。大手下着メーカーの出荷統計およびフィッティング追跡データによると、女性の平均ブラカップ数はCカップ(C65〜C70)が最多ボリュームゾーンを占めています。 昭和後期から平成初期にかけては「日本人女性の平均はA〜Bカップ」とされていましたが、食生活の変化による乳腺発達や、脇や背中のお肉をバージスラインへ集める補正構造ブラの進化によって、統計上のカップ数は約30年で1〜2カップ繰り上がりました。 ここで見落としてはならないのが、「JIS規格上のブラカップ基準」と「見た目のボリューム」のギャップです。JIS規格では、トップバストとアンダーバストの差が約10cmでAカップ、約12.5cmでBカップ、約15cmでCカップと規定されています。しかし、アンダーバストが65cmの「C65」と、アンダーバストが75cmの「C75」では、内包する乳房の体積(容積)はおよそ1.5倍近く異なります。 アンダーが細い小柄な女性の場合、トップバスト実寸が80cmであってもC65やD65と判定される一方、胸郭が広い女性では同じ実寸80cmでもA75やAA75に分類されます。「カップ数のアルファベット」という記号だけに捉われ、外周のミリ単位の増減に一喜一憂することは構造的な意味を持ちません。