【2026年独占ルポ】都市の熱狂と静寂をつくる男・斉藤 太一――コンクリートジャングルを「生きた森」に変える緑化革命の最前線
東京での圧倒的な実績を背負いながら、斉藤の視線はすでに地方の荒廃した山林や過疎化が進む地方都市へと向けられている。近年彼が力を注ぐのが、耕作放棄地や空き地を数年で多様な生態系を持つ小規模な森へと復元する「マイクロフォレスト(超密植ミニ森林)」構想だ。
地方の自治体や地域住民とタッグを組み、その土地本来の在来種を交ぜて植えることで、農薬や過剰な剪定に頼らない自律的な生態系を構築する。この取り組みは、単なる環境保全にとどまらず、新たなエコツアーや環境教育の拠点として機能し始めており、若者の移住者を呼び込む起爆剤としても全国から注目を集めている。