甲斐はどこ?今の何県?山梨県・甲斐市との違いと歴史の真相を解明
インターネット上の知恵袋や旅行系SNSで極めて多く見られる誤解が、「甲斐国=甲斐市」という混同です。歴史ファンが「武田信玄の本拠地・甲斐に行きたい」と考えて甲斐市を目指した結果、主要な史跡を見失ってしまうという笑えない実例も散見されます。
結論から整理すると、甲斐市と甲斐国の違いは「全体と一部」という明確な包含関係にあります。甲斐国(山梨県)の総面積が約4,465平方キロメートルであるのに対し、甲斐市の面積は約71.95平方キロメートルであり、旧甲斐国全体のわずか1.6%程度を占めるに過ぎません。
甲斐市は古くから存在した歴史的都市ではなく、2004年(平成16年)9月1日に中巨摩郡の竜王町・敷島町、北巨摩郡の双葉町が新設合併して誕生した平成の大合併による比較的新しい自治体です。新市名を決定する際、甲府盆地の中北部に位置し山梨の雄大な自然と歴史の誇りを継承する象徴として、公募の中から「甲斐市」が選定されました。
自治体の公式統計データが示す甲斐市現在の状況詳細を俯瞰すると、2026年現在、人口は約7万5,000人規模を維持しており、県庁所在地の甲府市に次ぐ県内第2位の人口規模を誇る中核都市として確固たる地位を築いています。甲府盆地の西側に隣接し、商業施設や新興住宅街が集積するベッドタウンとして発展を続けています。
現地へのアクセス面において、山梨県甲斐市アクセスは鉄道・高速道路ともに極めて優れています。JR中央本線の竜王駅が中心駅となっており、新宿駅から特急あずさ・かいじを利用して甲府駅経由で約1時間40分程度で到達可能です。車での移動でも中央自動車道の甲斐甲府西ICや双葉SICが整備されており、首都圏からの利便性は山梨県内でも屈指の高さを誇ります。