進撃の巨人実写が酷評された5つの真相とハリウッド版の今
実写版『進撃の巨人』は前後編あわせて約100億円規模のプロジェクトとして始動しました。実際の興行成績と観客の評価はどうだったのか、客観的なデータで検証します。
数字が如実に物語る通り、前編の32.5億円に対し、後編は16.8億円と興行収入がほぼ半減しました。通常、前後編の連続公開作品はある程度のファンを引き継ぎますが、前編で広がった失望感が後編の動員に致命的な打撃を与えたことが分かります。
その一方で、物語面での酷評とは対照的に、樋口真嗣監督率いる特撮チームが生み出した「巨人の恐怖」の映像表現は、日本映画史上に残る傑出のクオリティを誇っていました。CGに依存しすぎず、実在の俳優に特殊メイクを施して巨大合成する手法や、精巧なミニチュアセットの崩壊シーンは、ギレルモ・デル・トロ監督をはじめとする海外の著名クリエイターからも絶賛されました。「怪獣・パニック映画としてのビジュアル」に限れば、世界水準の意欲作だったことは正当に評価されるべきポイントです。