金魚が黒くなる原因と治し方|黒斑病の真相とヒレやエラの黒ずみ緊急対処法
水槽を覗いた瞬間、金魚の体表に黒い染みのようなものが浮き出ているのを発見すると強いショックを受けるものです。「黒斑病」という名前から、黒カビのような凶悪な細菌が魚体を蝕んでいると誤解されがちですが、金魚の体が黒くなる現象の約8割は組織の修復過程で起こるメラニン色素の沈着です。
人間の皮膚で言えば、擦り傷や火傷が治る際にできる「かさぶた」や「色素沈着」とまったく同じ生体反応です。尾ぐされ病や白点病などの感染症を乗り越えた後、あるいは水質悪化によるダメージから回復する段階で、傷ついた細胞を再生させるためにメラニンが集まり、患部が一時的に黒く変色します。
つまり、「黒くなった=今まさに病原体に侵されている」のではなく、「過去に受けたダメージが今まさに修復されている途中」であるケースが非常に多いという事実を知っておく必要があります。慌てて強い市販の魚病薬を投入すると、かえって弱っている金魚の内臓に致命的な負担をかけてしまいます。