金沢〜大阪のサンダーバード直通廃止の真相と2026年最新乗り換え術
長年親しまれた金沢直通のサンダーバードが敦賀止まりとなった背景には、単なる車両運用の都合ではなく、整備新幹線法に基づく並行在来線の経営分離問題が存在します。
北陸新幹線の金沢〜敦賀間が開業した際、並行するJR北陸本線の同区間は第三セクター(石川県側は「IRいしかわ鉄道」、福井県側は「ハピラインふくい」)へと経営移管されました。JR西日本が自社線ではなくなった第三セクターの線路に特急列車を直通運行し続けることは、線路使用料の二重発生や採算性、新幹線への利用転換を促す基本スキームの観点から極めて困難だったという現実があります。
一部で期待された「フリーゲージトレイン(軌間可変電車)」の開発断念も影響し、最終的に「新幹線と在来線特急を敦賀駅で接続させる」という現在の運行体系に一本化されました。利便性の象徴だった直通運転の終了は、新幹線延伸という高速化の裏で避けられない鉄道網再編の帰結でした。