警察ノンキャリアの昇進スピードは?「警視の壁」と出世の限界を徹底解剖に関する疑問を詳しくまとめました。詳細な解説をご確認ください。
警察組織における出世スピードを語る上で避けて通れないのが、採用ルートによる身分と処遇の圧倒的な格差です。報道各社の取材データや警察白書によると、警察官の採用ルートは「キャリア(国家公務員総合職)」「準キャリア(国家公務員一般職)」「ノンキャリア(都道府県警察採用)」の3つに完全分断されています。
警察キャリアとノンキャリアの違いは、単なる昇任スピードの差にとどまりません。所属元が国家(警察庁)か地方自治体(警視庁・道府県警)かという警察庁と都道府県警察出世格差が根底に存在し、生涯年収や到達ポストの上限にあらかじめ決定的な天井が設けられています。
項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価採用区分・採用数キャリア:約10〜15名/年
準キャリア:約25〜30名/年
ノンキャリア:約1万人〜/年警察官全体の99%以上がノンキャリア地方公務員国家総合職のキャリア組は入庁初日から幹部指定された超特権階級。初任階級と昇任試験キャリア:警部補(無試験)
準キャリア:巡査部長(無試験)
ノンキャリア:巡査(試験必須)ノンキャリアは最低2〜4年の現場勤務後に初受験キャリアは現場研修を経て数年で自動昇進。昇任試験そのものが免除される構造。30歳前後の到達階級キャリア:警視(署長級)
準キャリア:警部(本部係長)
ノンキャリア:巡査長〜警部補ノンキャリアの大半は巡査部長または巡査長にとどまるキャリアは30歳前後で地方警察署の署長に着任。50代のベテランノンキャリアを部下に指揮する。生涯の最高到達階級キャリア:警察庁長官・警視総監
準キャリア:警視長〜警視正
ノンキャリア:警視(極稀に警視正)ノンキャリアの約半数は警部補以下で定年を迎えるノンキャリア最高峰は警視正(地方警務官=国家公務員化)。警視長昇任は全国で数年に1名の例外。年収推移・生涯年収目安キャリア:約3億〜3億5千万円
準キャリア:約2億5千万〜2億8千万円
ノンキャリア:約2億〜2億4千万円ノンキャリア警部補で年収約700万〜850万円、警視で1000万〜1100万円警察官出世コースと年収推移は階級手当と管理職手当に連動。ただし夜勤手当の有無で逆転現象も生じる。
木村 陽翔
テックライター兼ウェブディレクター
デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。