京王線急行が激減した理由とは?停車駅の比較と2026年ダイヤの真実
鉄道雑誌の机上データだけでは見えてこないのが、毎朝の京王急行朝ラッシュ混雑の凄まじさと、実際の京王急行所要時間のブレです。平日の朝7時30分から8時30分にかけての上り列車において、急行は特急と並んで最も混み合う種別の一つに数えられます。
国土交通省の混雑率調査および現場利用者の証言によると、コロナ禍以降のリモートワーク定着で一時緩和されたとはいえ、2026年現在の京王線朝ラッシュ時の混雑率はピーク時で約125%〜135%を推移しています。特急が千歳烏山や笹塚で猛烈な詰め込みを行うのと同様、急行もまた、つつじヶ丘で後続の各停から乗り換える乗客や、桜上水からの乗客を一手に引き受けるため、車内中央まで圧迫される超満員状態が発生します。
日中の新宿〜調布間の所要時間は特急で約15分、急行で約18分〜20分ですが、朝ラッシュ時は様相が一変します。先行列車との車間調整や明大前駅での乗降遅延が重なり、新宿まで30分以上を要することも珍しくありません。SNSや口コミサイトには「つつじヶ丘を出てから明大前までノロノロ運転が続く」「急行に乗ったものの、各駅停車と大差ない時間かかった」というリアルなぼやきが日常的に投稿されています。この「朝のノロノロ運転」こそが複線区間の宿命であり、現在推進されている高架化工事や連続立体交差事業への期待が高まる要因となっています。