ジョン・ウィックは本当に死んだ?衝撃の生存説と続編『5』の真相を徹底解説
本作を語る上で欠かせないのが、主演キアヌ・リーブスが注ぎ込んだ異常なまでの職人魂です。1990年代の『ハートブルー』『スピード』でアクションスターの地位を確立し、1999年の『マトリックス』では香港のカンフー武術指導を取り入れた革新的なワイヤーアクションを世界に知らしめました。
そのキアヌ・リーブスのアクション経歴において、最大の転機となったのが『ジョン・ウィック』でのチャド・スタエルスキ監督とのタッグです。スタエルスキは元々『マトリックス』でキアヌのスタントダブルを務めていた盟友であり、2人はハリウッドで主流だった「細かいカット割りとCGで誤魔化すアクション」に反旗を翻しました。
採用されたのは、長回しのワンカットで撮影するリアリズムです。キアヌは数ヶ月間にわたり、実弾射撃訓練所(タラン・タクティカル)で何千発もの実弾を撃ち込む3ガントレーニング(ハンドガン、ライフル、ショットガン)を敢行。さらに柔道の一本背負いやブラジリアン柔術の関節技を徹底的に体に叩き込みました。
スタントパーソンを使わず、9割以上のアクションを60代を迎えたキアヌ自身がこなすからこそ、画面から漂う疲労感、息遣い、肉体が軋むリアルな衝撃が観客の胸を打つのです。