六本木ムーミン展&カフェの真相とは?現在の混雑状況と見どころを徹底解説
「六本木に行けばムーミンに会える」という認識の裏には、首都圏におけるムーミン関連施設の統廃合と再編が深く関わっています。
かつて東京都内には、東京ドームシティ ラクーアや東京スカイツリータウン・ソラマチなどに常設の「ムーミンカフェ」が存在し、大きなムーミンのぬいぐるみと一緒に相席できるサービスで国内外の観光客から親しまれていました。しかし、ライセンス契約の見直しや事業再構築に伴い、これらのクラシックなムーミンカフェは2022年から2023年にかけて惜しまれつつ相次いで営業を終了しました。
その後、国内のムーミン拠点は、埼玉県飯能市の広大な自然に囲まれた「ムーミンバレーパーク」を中核としつつ、都市部ではテイクアウトを中心としたドリンクスタンドや、より洗練されたセレクト型のオフィシャルショップ「MOOMIN SHOP」へと業態転換を遂げています。現在、東京都内でムーミンの世界観に触れたい場合、銀座や二子玉川、吉祥寺などの拠点が受け皿となっています。
つまり、六本木ヒルズでの展覧会は、あくまで「80周年を記念した期間限定の祝祭空間」であり、常設店舗として六本木に拠点が新設されたわけではありません。ネット上の「六本木 ムーミンカフェ」という検索キーワードは、この特別展の強烈なインパクトと、過去の常設カフェの記憶が混同された結果生まれた、典型的な情報のタイムラグであると言えます。