九十九ラーメンが恵比寿で愛され続ける理由!チーズ麺の真相を独自調査
九十九ラーメンの代名詞といえば、誰もがそのビジュアルに息をのむ「元祖〇究(マルキュウ)チーズラーメン」です。恵比寿駅から少し歩いた明治通り沿いに佇む恵比寿本店をはじめ、店頭に漂う濃厚な豚骨の香りと、店内に響く専用スライサーの軽快な音は、訪れる者の期待感を高めます。
一見すると現代的な「映え狙い」の創作系に見えますが、このメニューが誕生したのは1990年代後半から2000年代初頭のラーメンブーム期に遡ります。当時、他店との決定的な差別化を模索していた創業チームが着目したのが、洋食やイタリアンで親しまれていたナチュラルチーズの持つアミノ酸(旨味成分)でした。試行錯誤の末に行き着いたのが、北海道十勝の花畑牧場などで厳選された極上のゴールデンゴーダチーズを約6ヶ月熟成させ、オーダーごとに専用機器で空気を含むようにフワフワに削り落とすという独創的な調理法です。
運ばれてきた瞬間、純白のチーズが豚骨スープの熱気によってふわりと香り立ちます。ベースとなるのは、豚骨と鶏ガラを丁寧に炊き出し、香味野菜の甘みを溶け込ませたコク深い特製味噌スープです。チーズの塩味・ミルキーな油分が味噌豚骨の力強い旨味と融合することで、単なるトッピングの域を超え、一口ごとに味わいが深化する重層的なスープ体験へと昇華されています。