モラハラ旦那の特徴と外面が良い心理|無視や否定に苦しむ妻への処方箋
多くの被害者が直面する苦悩が、「外では非常に評判が良い夫」というギャップです。職場の上司や同僚、近隣住民、あるいは妻の実家の前では、気配りができて穏やかな「理想の夫」を演じ分けます。この二面性を生み出している根底には、精神医学でも指摘される自己愛性パーソナリティ障害夫の心性に通じる、極端に脆弱な自己肯定感とプライドの高さがあります。
彼らは社会的な評価や他者からの視線を異常なまでに恐れており、外界では過剰なまでに「有能で優しい人物」を演じています。しかし、その過程で蓄積されたストレスや劣等感を、絶対に自分を見捨てないと信じ込んでいる「安全な身内(妻)」にぶつけることで精神の均衡を保っています。弱肉強食の歪んだ認知を持っているため、外の強者には平身低頭し、家庭内の弱者に対しては徹底的な支配者として君臨するわけです。
さらに深刻なのは、モラハラ旦那無自覚という構造的病理です。第三者から見れば明らかな嫌がらせであっても、本人は「間違っている妻を正しい道へ教育・指導してやっている」と本気で信じ込んでいます。彼らの頭のなかでは、自分が加害者ではなく「出来の悪い妻に苦労させられている被害者」という認知の歪みが発生しているため、罪悪感を覚える余地が最初から存在しません。