桝太一の大学と現在|東大から同志社助教へ転身した真相と年収

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桝太一氏の学歴と経歴を振り返ると、幼少期から一貫して自然科学への強い情熱を抱き続けてきた軌跡がくっきりと浮かび上がります。私立中高一貫校の最高峰である麻布中学校・高等学校に進学した桝氏は、当時から生物部(正式名称:生物部標本班)に所属し、蝶の採集や海洋生物の観察に没頭していました。受験勉強にとどまらない深い探究心は、この名門校の自由な校風の中で培われたといえます。

高校卒業後は東京大学理科二類に現役合格し、教養課程を経て東京大学農学部水圏環境専修へ進学。学部卒業後はさらに探究を深めるべく、東京大学大学院農学生命科学研究科水圏生物科学専攻の修士課程へ進みました。

大学院時代に取り組んでいたのが、現在でもバラエティ番組等で度々言及されるアサリの研究です。具体的には、アサリの殻に刻まれる微細な成長線(年輪のような縞模様)を顕微鏡で解析し、個体の過去の生息環境や水温の変化を復元するという極めて緻密なバイオミネラリゼーション(生体鉱物形成)の研究に打ち込んでいました。

当時の研究室関係者や本人の手記によれば、実験室に泊まり込みで貝殻を削り続ける地道な作業の日々を過ごしていたといいます。確固たる理系の専門性を身につけた桝氏が、なぜ大学院修了時に研究職ではなく民放キー局のアナウンサーという全く異なる道を選んだのか。その根底にあったのが「科学の面白さを一般の人々へわかりやすく伝えたい」という、のちの転身へとつながる原初的な問題意識でした。

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