【2026年最新ルポ】熱狂と規制が交錯する大黒Paのリアル——世界が惹きつけられる「Jdm聖地」のいま
大黒PAのパーキングエリアを歩けば、時代の過渡期にある自動車文化の歪みと美しさが同時に目に入る。ガソリンの匂いとツインカムエンジンの鼓動を誇らしく響かせる90年代のチューニングカーの隣に、最新のテスラやポルシェ・タイカン、さらには中国メーカーの最先端EVが静かに佇んでいる。
面白いのは、若い世代のカスタム手法だ。旧車のボディに最新の電動パワートレインを移植した「レトロフューチャーJDM」が異彩を放ち、古参のファンと新しいトレンドを追う若者の間で活発な技術談義が交わされている。燃料の種類や気筒の数を超えて、「クルマを自分らしく表現する」という精神だけが、この場所で強固に脈打っている。