なぜ沖縄の塩「青い海」は選ばれる?シママースとの決定的な違いを徹底解説について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をチェックしてください。
店頭で隣り合って陳列されることも多い「青い海」と「シママース」。どちらも沖縄県糸満市に本社を置く株式会社青い海が製造していますが、その成り立ちと中身の構成には根本的な違いが存在します。
決定的な違いは「原料の原産地」と「製法プロセス」にあります。「沖縄海水塩 青い海」は、沖縄本島南部・糸満沖合約2,000メートルから取水した清浄な海水100%のみを原料とし、一切の他原料をブレンドせずにじっくりと平釜で煮詰めて作られます。これに対し、全国的に親しまれている「シママース」は、メキシコやオーストラリアなどの広大な塩田で作られた輸入天日塩を、沖縄の海水で一度溶解し、平釜で再結晶化させる「再生加工塩」です。
この製法の違いは、製品の価格帯と味わいのベクトルに直接反映されています。以下の比較データは、両者の設計思想の違いを浮き彫りにしています。
項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価沖縄海水塩 青い海原料:沖縄県糸満沖海水100%
NaCl純度:約92%前後
実売価格:約500g / 550〜650円国産海水塩の標準相場
(100gあたり100〜150円)まろやかな甘みと濃厚なコクが特徴。素材の味をストレートに味わう料理に最適。沖縄の塩 シママース原料:輸入天日塩+沖縄海水
NaCl純度:約95%前後
実売価格:約1kg / 250〜350円再生加工塩の標準相場
(100gあたり25〜40円)抜群のコストパフォーマンス。漬物、下ごしらえ、毎日の煮炊きに気兼ねなく使える万能選手。青い海 焼き塩原料:沖縄県海水塩を高熱焼成
性状:微粉末・サラサラ形状
実売価格:約100g / 350〜450円プレミアム卓上塩相場
(100gあたり300〜500円)湿気に強く均一に振りかけやすい。天ぷら、ステーキ、卓上の後がけに真価を発揮。一般的な精製食塩原料:海水(イオン交換膜法)
NaCl純度:99.5%以上
実売価格:約1kg / 120〜180円工業的精製塩の標準
(100gあたり10〜20円)純粋な塩化ナトリウムのため刺激的な塩辛さが強い。ミネラルによる風味はほぼ皆無。
山口 彩花
写真家・フォトエディター
グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。