【なぜ海を埋め尽くす?】クラゲ大量発生の真相と刺された時の最新対処法
海水浴客にとって最大の恐怖となるのが、強い刺胞毒を持つ危険種の存在です。特に警戒が必要なのが、浮き袋のような青い気胞体を海面に浮かべるカツオノエボシ(別名:電気クラゲ)です。ヒドロ虫類の群体であるこのクラゲは自力で泳ぐことができず、風に吹かれて遊泳区域や砂浜へ吹き寄せられます。触手に触れると電気が走ったような激痛が走り、アナフィラキシーショックにより呼吸困難や心不全を引き起こす危険性があります。
また、お盆を過ぎる頃から急増するアンドンクラゲは、透明な立方型の傘を持ち、視認が極めて難しい厄介な猛毒種です。長い触手に触れると皮膚がミミズ腫れになり、重症化すると潰瘍化することもあります。
全国の海水浴場では、事故防止のためにクラゲ防止ネットの展張が標準的な安全対策となっています。しかし、破断箇所からの侵入や、波でちぎれた微小な触手片がネットをすり抜けるケースもあるため、目合いの細かな防護ネットの維持管理とライフセーバーによる定期監視が徹底されています。