なぜ沈められた?米軍が恐れた潜水空母「伊400」の真相と海底700Mの現在

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伊四百型潜水艦の開発を指示したのは、連合艦隊司令長官・山本五十六でした。1942年、真珠湾攻撃を指揮した山本は「米本土の沿岸都市や戦略拠点を潜水艦から直接爆撃し、米国民の継戦意欲を削ぐ」という構想を抱き、軍令部に超大型潜水艦の設計を命じました。こうして生まれた伊400の基本仕様は、当時の世界の潜水艦技術から完全に逸脱した規格外のものでした。

以下の比較表は、伊400型と当時の日米主力潜水艦、ならびに現代の通常動力型潜水艦の数値を対比したものです。

項目伊四百型(旧日本海軍)ガトー級(米海軍主力)そうりゅう型(現代海自)全長 / 全幅122.0m / 12.0m95.0m / 8.3m84.0m / 9.1m水中排水量6,560トン2,424トン約4,200トン航続距離(水上)37,500海里(14kt)
※地球1周半相当11,000海里(10kt)非公表(推定数千海里)航空運用能力水上攻撃機「晴嵐」3機
四式一号十型射出機1基なしなし(UAV研究段階)耐圧船体構造特殊並列複殻式(メガネ型)単殻・部分複殻式単殻・複殻複合構造

巨大な航空機格納筒を甲板上に設置しながら十分な復原性を確保するため、伊400は2つの円筒耐圧殻を左右に並べた「メガネ型並列耐圧殻」という極めて特異な断面構造を採用していました。この大胆な設計により、潜水艦としての耐圧性能を維持しつつ、800kg爆弾を搭載可能な高性能攻撃機を3機も格納できる空間を創出することに成功したのです。

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